慶大は逆転負けで大学4冠を逃す 福井主将「簡単じゃないことを再認識できた」

 逆転負けで優勝を逃し、頭をかく慶大・正木智也(撮影・伊藤笙子)
 ナインらとの記念撮影で笑顔を見せる慶大・正木智也(中央)=撮影・伊藤笙子
 5回、佐藤晃一(奥)に2ランを浴びた慶大・増居翔太(撮影・伊藤笙子)
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 「明治神宮大会・大学の部決勝、中央学院大9-8慶大」(25日、神宮球場)

 慶大は序盤を優位に進めながら、逆転負けで東京六大学リーグ所属チームとして初の大学4冠(春、秋のリーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会)を逃した。二回までに4点リードしながら、徐々に迫られると六回に一挙5失点。終盤の猛追も届かず、堀井哲也監督は「私が試合展開を読めなかった」と責任を一身に背負った。

 高校の部で初優勝した“母校とのアベックV”も懸かっていた主将の福井章吾内野手(4年・大阪桐蔭)は、「悔しいという気持ちとやはり(大学)4冠という偉業に対して、こんな簡単じゃないということを改めて再認識できた」と唇をかんだ。

 1972年の関大、89、97年の近大、2002年の亜大、08年の東洋大と、これまで4校(5度)が達成している偉業に大学最古のリーグ所属チームがいまだ届いていない。今回の慶大のケースのように、春の全日本大学選手権を制して明治神宮大会の決勝で敗れたのは07、15年の早大の2度。東京六大学勢として“三度目の正直”とはならなかった。

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