巨人・原監督“来季の隠し玉”見つけた 育成1年目の木下に高評価

 巨人・原辰徳監督(63)が23日、来季の“秘密兵器”を発掘した。ジャイアンツ球場で行われた若手主体の紅白戦で、昨年の育成ドラフト4位で横浜高から入団した木下幹也投手(19)が好投。「ピッチャーらしいピッチャーという感じがしました」と目を細めた。

 今季は主に3軍戦に登板して、7勝1敗、防御率1・70。58回1/3で59三振を奪った右腕は六回にマウンドに上がり、最速145キロの力強い直球、カットボールを武器に1回を打者3人で抑えた。存在感を示した木下は「支配下になって1軍で投げることが目標」と目を輝かせた。

 無限の可能性を秘めた若武者をチェックし「元気な選手たちで(来年)2月1日を迎えたい」と原監督。来季のV奪回を目指し、現有戦力の底上げにも力を入れる。

 ◆木下 幹也(きのした・もとや)2002年5月1日生まれ、19歳。東京都出身。185センチ、92キロ。右投げ右打ち。投手。背番号018。今季推定年俸360万円。横浜から20年度育成ドラフト4位で巨人入団。今季2軍成績は1試合1勝、防御率3・60。

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