ヤクルト・高橋が大舞台でプロ初完封「気合いで投げた」133球の熱投で宮城に投げ勝つ
「日本シリーズ・第2戦、オリックス0-2ヤクルト」(21日、京セラドーム大阪)
ヤクルト・高橋が日本シリーズ初登板で大仕事をやってのけた。シーズンでもなかったプロ初完投初完封。被安打5、133球の熱投だった。
高橋は「気合いで投げました。宮城君もすごいピッチングをしていたので、先に降りるかとマウンドに立っていました」。五回までは毎回走者を許しながら、粘りの投球。六回からは無安打に抑え込んだ。オリックス・宮城との投げ合いの中、八回に青木の適時打で援護を受けた。
「自分も粘り強く投げられましたし、その結果、青木さんがタイムリーを打って下さったので、そこからギアを上げることができました。3人で抑えた記憶はない。ひとりひとりと思って投げていたのでそこが良かった」。最後まで集中力を切らさず、133球を投げきった。
これでヤクルトは対戦成績を一勝一敗のタイ。2018年の第3戦から、セ・リーグは日本シリーズで13連敗だったが、ヤクルトが負の記録を止めた。
高津監督は高橋について「ちょっと立ち上がりバタバタしたが、よくここまで投げられるようになった。ずっと期待していた成果が出たのかなと思います」とうなずいた。