ヤクルト 敗戦も光った奥川の力投 高津監督「山本にぶつけたい」起用の理由明かす

5回のピンチをしのぎ、笑顔があふれる奥川(撮影・高石航平)
5回、吉田正を中飛に打ち取りガッツポーズする奥川(撮影・高石航平)
 1回、杉本を中飛に打ち取り、胸をなで下ろす奥川(撮影・高石航平)
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 「日本シリーズ・第1戦、オリックス4-3ヤクルト」(20日、京セラドーム大阪)

 初戦に先発したヤクルト・奥川恭伸投手(20)が7回1失点と好投した。

 「ぜひ奥川を、相手のエース山本にぶつけたいと思って」と高津臣吾監督(52)。エースとの投げ合いを期待された奥川も粘りの投球を披露した。

 1点リードの七回にモヤに同点ソロを浴びたが、7回を投げきると、直後の八回に村上の勝ち越しの2ランが飛び出しベンチの奥川に満面の笑みがはじけた。

 シリーズ史上2番目の若さでの勝利投手の権利を手にしたが、九回に守護神マクガフが逆転を許した。勝ち星をつかむことはできなかったが、奥川は「自分的にはいい内容とは言えないですが、中村さんのリードであったり、野手の方の守備に助けてもらいながら7回まで投げきることができました」と振り返った。

 また大舞台で力投を見せた奥川について指揮官は「いい試合の引っ張り方はできたのかなと思います。よく粘っていい投球ができたのかなと思います」とたたえた。

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