「パＣＳファイナルＳ・第１戦、オリックス１－０ロッテ」（１０日、京セラドーム大阪）

　ＣＳファイナルＳ第１戦で、ステージ突破に向けて大きな勝利をもたらした２人がヒーローインタビューで喜びの声を上げた。

　自身初となるＣＳで初登板初先発を果たし、４安打１０奪三振で初完封を成し遂げた山本由伸投手（２３）は「本当にドキドキ、ドキドキでしたがなんとか勝ち切れてホッとしてます」と胸をなで下ろし、「初回に先制点を取ってもらえたのでとにかく守ろうと思いました。途中からもうちょっと点が欲しいなって思ったんですけど、なんとか勝ち切れて良かったです」とスタンドのファンの笑いを誘った。

　初回２死一、二塁から先制右前適時打を放ち、決勝点を挙げたＴ－岡田外野手（３３）は「宗とラオウがつないでくれたので、僕もなんとかつなごうと思って打席に入りました」と振り返り、「（７年ぶりのＣＳで）独特な雰囲気なのでね。ほんとに久しぶりにこういう感じだったなと思いだした」としみじみ。最後は「今日は由伸におんぶに抱っこって形で勝たせてもらった。明日はなんとか野手全員で点を取って勝ちたいと思います」と打線奮起をファンに誓った。