県岐阜商で部員ケガ 緊急事態宣言中に監督指示で“自主練習”

 高校野球の名門・県岐阜商が、緊急事態宣言下で県教育委員会が部活動の原則休止を要請していた時期に練習を行い、部員がケガをしていたことが26日、分かった。

 同校によると9月1日に、同県美濃市内の室内練習場にて、鍛治舎巧監督(70)の指示で行われた“自主練習”に部員約20人が参加。打撃練習の際、マシンにボールを入れていた1年生部員の額に打ち返したボールが当たった。その後、男子部員は現場の指導者が病院に連絡したうえで判断し、保護者の車で搬送。10日間入院したという。

 119番通報をしなかった理由について、村山義広校長は「意識があり大丈夫と答えたため」と説明。「しかし、その場で緊急搬送すべきだった。鍛治舎監督も反省すべきという認識をしている。今後は県のルールに従っていきたい」と謝罪し、鍛治舎監督には注意したという。

 同校は翌2日に県教育委員会に報告し、すでに指導を受けたという。ケガをした部員も後遺症などはなく、現在は部活動に復帰している。

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