明徳義塾4強進出!吉村好投8回1失点 森山と“ライバル”対決制した

 「秋季高校野球四国大会・準々決勝、明徳義塾8-1阿南光」(24日、坊っちゃんスタジアム)

 準々決勝4試合が行われ、明徳義塾(高知1位)、高知(同2位)、鳴門(徳島1位)、徳島商(同2位)がそれぞれ勝利し、準決勝に進出した。来春のセンバツ出場権をかけた準決勝は、30日に西条市ひうち球場で行われる。

 四国屈指の左腕対決を制した。明徳義塾のエース・吉村優聖歩投手(2年)が8回4安打1失点の好投。阿南光・森山暁生投手(2年)に投げ勝ち、4強をたぐり寄せた。

 初回いきなり先制点を奪われたが、右翼・安井大翔外野手(2年)の好返球で追加点は許さず。直後のベンチでは主将の池辺由伸内野手(2年)が「ピンチを抑えたんだから、必ずチャンスが来る」と声をかけ、チームを立て直した。県大会通じて初失点を喫した吉村は、相手の直球狙いを察し、「ストレートで抑えようとしすぎた」自分を反省。二回以降は三塁を踏ませない快投を見せた。

 変則的な横手投げで相手を幻惑する吉村と。最速140キロを超える森山。スタイルは違えど、同じ左腕でともに2年生で甲子園を経験。吉村は「いい投手だと思っていたので、意識はしていた」と、“ライバル”に投げ勝ち胸を張った。

 センバツ当確まであと1勝。相手は強打の鳴門だ。馬淵史郎監督(65)は「内容はどうあれ、生き残っていればいい。次も何が何でも勝つ、ですよ」と、3年連続のセンバツ切符に執念を燃やす。吉村も「簡単に点は取れない。先に点をあげたくない」と、強力打線をゼロに封じ込めることを誓った。

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