張本勲氏、引退の松坂大輔に寂しさ吐露「これだけのピッチャーでも通る道」

 野球評論家の張本勲氏が24日、TBS系「サンデーモーニング」にスタジオ生出演した。19日に引退会見、引退試合を行った西武・松坂大輔投手に触れた。

 「これだけのピッチャーでも誰でも通る道なんですよね。歴代のピッチャーでもどうでしょう、90年くらいプロ野球の歴史がありますが、高校を出てすぐ活躍したのは私は3人くらいだと思うんですよ。今年活躍している佐々木(朗希)とかは別として、昔の東映の尾崎(行雄)、西鉄の池永(正明)、そして松坂だと思うんですよ。練習を見ていて、このボールはバッターは打てないなと思ったのはこの3人」と感想を述べた。

 松坂は引退試合となった日本ハム戦で先発。1番・近藤に対し、四球を与えて降板した。かつて150キロを超える剛速球を投げ込んだ右腕のこの日の最速は118キロだった。

 「みんなそうなんですよ。ほっぺたがぽちゃっとしているじゃないですか。ピッチャーの顔じゃないんですよね。ただもう本人はやるだけやったと納得しているんじゃないでしょうか」と心情をおもんばかった。

 リモートで出演した元ヤクルト監督の真中満氏は「まずアッパレをあげて下さい」と話すと、「最後本人もかなり肩とか痛かったと思うんですけど、ファンの皆様も、最後、マウンドに立っている姿を見たかったと思うんですよね。これだけ痛みを抑えて投げている姿を見たらファンも納得するじゃないですかね。素晴らしい選手でした」と話した。

 スタジオでは日本ハム・斎藤佑樹投手、ソフトバンク・長谷川勇也外野手、巨人・亀井善行外野手の引退試合の映像も紹介された。

 張本氏は「この時期になると新しい選手が入ってくるんですよ。楽しみなんですけど、去って行く選手もいるんですよ。育成も含めて128人の新人が入って来たんですよ。そのくらいの人数が辞めていくんですから。私達OBはその方を心配している。第二の人生は長いですから。そういう点が心寂しいところがあるんです。この時期になると」と語った。真中氏は「引退した選手全員にアッパレをあげて下さい」と話していた。

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