上武大3季連続36度目V、来秋ドラフト候補・加藤「絶対おさえてやる」で完封

先発した上武大・加藤(撮影・堀内翔)
先発した白鴎大・曽谷(撮影・堀内翔)
9回、優勝を決めて喜び合い顔をぶつけて痛がる上武大・ブライト健太(左から2人目)=撮影・堀内翔
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 「関甲新学生野球、上武大1-0白鴎大」(23日、上武大グラウンド)

 上武大が白鴎大にサヨナラで全勝対決を制し、3季連続36度目の優勝を決めた。最速153キロ右腕で来秋ドラフト候補に挙がる上武大・加藤泰靖投手(3年・志学館)が9回2安打11奪三振で完封。チームは2位の白鴎大とともに11月1日開幕の関東地区大学選手権(横浜スタジアム)に出場する。

 加藤がしびれる投手戦を制した。この試合で自己最速を150キロに更新させた白鴎大の3年生左腕エース・曽谷との投げ合い。優勝を懸けた大一番でもあり、「同学年として点は絶対先に取られたくない」と自然と気持ちは高ぶった。

 この日最速146キロの直球とキレのあるスライダーで六回2死まで無安打投球と寄せつけない。最大のピンチとなったのは九回1死二塁の場面。マウンドに向かった谷口英規監督から「『代えないから』と言われた。託されたと思ったので絶対抑えてやる」と、ギアを入れ替えて後続を断った。

 0-0で迎えた九回に、無死満塁から味方の決勝犠飛で本塁上に歓喜の輪ができた。次なる舞台は関東地区大学選手権。調整遅れで今秋の登板機会は限られた中、明治神宮大会出場権獲得へフル回転を誓った。

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