斎藤佑樹【引退登板全球】“11年間最後の7球”福田と真剣勝負は四球 ベンチで涙

7回途中、降板して声援に応える斎藤(撮影・堀内翔)
7回、降板する斎藤。右は荒木コーチ(撮影・堀内翔)
7回途中、降板するときに荒木コーチから頭をなでられる斎藤(撮影・堀内翔)
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 「日本ハム-オリックス」(17日、札幌ドーム)

 日本ハムの斎藤佑樹投手が七回の最初から登板した。先発・上沢の後を受けて2番手でマウンドへ。優勝をロッテと争っているオリックスの福田と“真剣勝負”に臨み、フルカウントから四球で11年間のプロ現役生活に幕を降ろした。

 斎藤佑樹の“集大成の7球”は以下の通り。

(1)129キロを見逃しストライク

(2)外角のボール

(3)125キロをスイングしファウル

(4)変化球がワンバウンド

(5)内寄りのボールをファウル

(6)低めに外れフルカウント

(7)外角への球が外れ四球

 斎藤のプロ11年間の1軍成績は、89試合15勝26敗。四球は155個目だった。

 打者1人で降板した斎藤は、マウンド上では笑顔を見せていたが、ベンチで栗山監督に声をかけられると涙があふれた。涙を流しながら戦況を見つめた。

 栗山監督は試合前に「上沢の後にいく」と明言し、イニング途中で先発の上沢が降板した場合には「誰かを挟む」と、次のイニングからの登板を想定していた。また、相手のオリックスに対しては「三振とかしなくてもいい、と。向こうも必死だから普通にやってくださいとお願いはしたので。それが斎藤の望みだと思うので」と通常通りの対戦を申し出ていた。

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