巨人史上4度目の10連敗 原監督「それは現実としてね」「残り試合あるわけだから」
「巨人7-8広島」(16日、東京ドーム)
巨人が序盤から大量失点して4年ぶりの10連敗、借金2となった。巨人の2桁連敗は1975年9月(11連敗=1分け挟む)、2006年6月(10連敗)、2017年5~6月(13連敗)に次いで球団史上4度目の屈辱となった。
原監督は「まあそれは現実としてね、まだまだ残り試合あるわけだから、そっちの方に方向を向いてね、行くしかないでしょうね」と前向きに話した。
チームトップの11勝を挙げている先発・高橋が1回もたずにKOとなった。1番・宇草に先頭打者本塁打を被弾。さらに走者を許し菊池涼に左線適時二塁打、林に2点適時打を浴びるなど自己最短の0回2/3を34球投じて被安打6、4失点で降板した。
高橋はボールが真ん中に集まったところを痛打された。指揮官は「それはそうでしょうね。1回もたずっていうところですからね」と苦笑いした。
2番手・戸根は三回に鈴木誠にソロ、死球を挟んで菊池涼に2ランを浴びて3失点。三回までに2投手で3被弾し、大量7点を失った。緊急登板での失点となったが「戸根はだってそういう仕事だからね。それはないでしょう」とし、「フォローできないところですね」と厳しかった。
終盤に得点を重ねて、1点差まで追い上げた打線に対しては、「少し何となくこう一体感みたいなものをね、できつつあるというところでしょうね」と明るい兆しを口にした。それでも、1点届かず敗戦。序盤の失点に対して「やっぱりまあ重かったというところですね」と話すしかなかった。