「ロッテ２－３楽天」（７日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　接戦を制した楽天。石井一久監督は「この終盤にきて、自分の居場所を必死に確保しようとしているのがいいと思う」と決勝打を放った渡辺佳を褒めたたえた。

　２－２の九回２死二塁で渡辺佳が守護神・益田から左翼への適時二塁打を放った。「チャンスだったので打ちたいと思っていた。その気持ちが伝わったかなと思います」と渡辺佳。若手の価値ある一打に指揮官もベンチから拍手を送った。

　さらに九回のマウンドに上がった安楽が２死一、二塁のピンチをしのぎ、プロ初セーブをマーク。石井監督は「なんかすごく緊張した顔をして帰ってきたけど、そういうものを経験して成長していくと思う。安楽なくしては、このシーズンこういう戦い方はできていないと思うので、すごく感謝しています」と目尻を下げた。

　これで２位・ロッテとは３差。９日からは今季１３勝５敗２分けで相性の良い西武との２連戦を控えており、上位進出をもくろむ。