ヤクルト・雄平 引退理由は「1軍の戦力として全く力になれなかった」
今季限りでの引退を表明したヤクルト・雄平外野手(37)が5日、都内の球団事務所で引退会見を行った。「19年間、たくさんの人に支えられて、最後までやりきることができた。感謝の気持ちでいっぱいです」と心境を語った。
昨季は43試合出場にとどまり、打率・223と低迷。今季はここまで1軍出場はなかった。「この年齢になると、毎年1年1年が勝負と思っている。今季は集大成のつもりで臨んだが、1軍の戦力として全く力になれなかった。そこが一番」と引退に至った思いを明かした。
宮城・東北高から02年のドラフト1巡目で投手としてヤクルト入団。08年からの2年間で計2試合の登板に終わると、09年オフに野手へ転向。14年には打率・316、23本塁打を記録し、15年のリーグ優勝に貢献した。
思い出の一戦には延長十一回にサヨナラ打を放ちリーグ優勝を決めた15年10月2日・阪神戦を挙げ「その場に立てて、結果を出せて、最高の経験ができた」と振り返った。
投手として通算18勝、野手として通算881安打、66本塁打を残した雄平。今後は未定としながら「今まで通り野球に携わっていきたいし、野球をもっと追求して学んでいけたら」と話していた。



