首位浮上のオリックス・中嶋監督「自分たちの野球をやって貯金を増やしていくことがすべて」

 7回1失点と好投し12勝目を飾った宮城(撮影・神子素慎一)
 ナインを出迎える中嶋監督(中央)=撮影・神子素慎一
 6回、同点適時打を放ち吠える宗(撮影・神子素慎一)
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 「オリックス2-1ソフトバンク」(1日、京セラドーム大阪)

 オリックスは先発の宮城が7回1失点の好投。打線は先制されるも六回に伏見の二塁打から宗の適時打で追いつき、七回は1死満塁から岩崎の暴投で勝ち越し点を挙げた。

 最後はヒギンス、平野佳とつないで逃げ切った。

 中嶋聡監督は「本当にかなり苦しい展開だったんですけど勝ち切れたことが本当にいいと思います」と振り返った。

 4試合連続の逆転勝利で引き分けを挟んで5連勝となった。

 「色んな勝ち方にはなっていますけど、先制して中押ししてダメ押しとかそういう楽な展開が来ないかなと思いますけど」

 六回は先頭の伏見が12球粘っての二塁打から得点した。

 「向こうの石川投手はカーブが非常に特徴的な投手。きょうの配球はカーブが少なく、いつもと違うパターンだなというのはあった。ああやって粘れていることがいい方向になっていくはずなんで、あれをできたら最初から。プラス粘ることだけ考えて、甘いところを見逃していたら意味がないんで、二段構えできっちりやれたらいい攻撃になれるのかなと思いますね」

 2死から宗が同点打。

 「福田がかえせなかったのを宗がしっかりかえしてくれた。福田も救われたと思いますし、チームにエンジンが掛かったと思いますね」

 太田や紅林のバント成功が得点につながった。

 「(三回に)寅威が失敗したけど、次の打席で二塁打を打ったり。(太田)椋も昨日、失敗していたのをホームランでかえしてからきょうバント成功。非常になんとかしようという気持ちが出ていると思います」

 投げては宮城が5試合ぶりの勝利。

 「きょうは非常に飛ばしたというか、まっすぐのキレも良く。押していた。吹っ切れたように。今まで背負っていたものが抜けたのかなというくらいの入りだった」

 ワンランクが上がったのでは?

 「ランクはかなり上ですよ(笑)。そうですね。年間通してやったことない。初めてのこと。こういうことがあるんだというのは宮城の頭の中にも入ったと思う。これから大事なところで投げていくわけなんでそのときのためにも打者に向かって行く、自分の調子とか自分の背負うものじゃなく、素直に打者に向かって行くのがいい方向に向かったのかなと思う。どんどんそういうものを出していってくれたら」

 宮城になにかアドバイスをした?

 「そんなん言えませんよ。もったいない。絶対言いませんよ」

 再び首位に立った。

 「結局、団子状態なんでね。首位なんて1日ごとに変わることがある。自分たちの野球をやって少しずつ貯金を増やしていくことがすべてだと思う」

 ソフトバンク戦は10勝10敗1分けの五分にした。2日はエース山本で取りに行く。

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