市和歌山・小園&松川に阪神など面談 そろってプロ入り目指す 小園「ドキドキ」
阪神は16日、今秋ドラフト1位候補に挙げている市和歌山の最速152キロ右腕・小園健太投手と、高校通算43本塁打の松川虎生捕手(ともに3年)との面談を行った。
10月11日のドラフト会議まで1か月を切り、小園は「毎日すごく緊張というか、ドキドキの日々を過ごしている。不安も少しあるので、早く当日が来てほしいです」と現在の心境を吐露。松川も「いい緊張感が出てきた。まだまだ練習していかないと、という気持ちです」と気を引き締め直した。
大阪出身の2人にとって、阪神は小さい頃からよくテレビで見ていたなじみの球団だ。今春センバツで初の甲子園マウンドを経験した小園は、「すごく投げやすかった。普段していた球場とは雰囲気も全然違っていて、プロ野球の球場はすごいなと思った」と印象を語った。
松川の“虎生(こう)”と言う名前は、祖父が大の阪神ファンで阪神が優勝した2003年に生まれたことから名付けられたという。憧れの選手には梅野を挙げ、「ストッピングもキャッチングも、まだまだ見て学ぶことばかり」と同じ捕手としてさまざまな部分を吸収していることを明かした。
この日は、日本ハムとDeNAも面談に訪れた。15分ほど言葉を交わした日本ハム・林担当スカウトは「自分の考えを持っていて、今日もしっかり伝えてくれた」と笑顔だった。すでに複数球団との面談を終えており、注目度も評価も抜群だ。「先発としてローテに入って、2桁勝利できるような投手になりたい」と明確な目標を口にした小園。夢の舞台で活躍する自分たちのイメージを膨らませながら、運命の日を待つ。