DeNA・牧が17号決勝弾「結果を恐れずにいきました」「せっかくなら20本」
「巨人2-3DeNA」(14日、東京ドーム)
DeNAが逆転勝利。対巨人戦は2引き分けを挟み、6連勝となった。
試合を決めたのはルーキーの1発だった。七回1死でソトが頭部死球。巨人の先発・山口が危険球退場となり、異様な空気が流れる中打席に立った牧。「結果を恐れずにいきました」と代わったばかりの田中豊の初球を捉え、決勝打となる17号勝ち越し2ランを放った。
決勝打を放った牧だったが9月は(14日試合前まで)29打数4安打。打率・138、0本塁打、2打点。不調の中、田代巡回打撃コーチから「上半身ではなく下から連動した方がいい」と助言をもらい、10日の練習では三浦監督に打撃投手をつとめてもらい快音を響かせていた。指揮官もこの日の一発に「一振りで決められる勝負強さ。さすがです」と喜んだ。
広島・栗林や阪神・佐藤輝とハイレベルな新人王争いに食い込む牧。大学日本代表で日の丸を背負い戦った佐藤輝とは中断期間中、球団公式インスタライブを行った仲。その時は連絡先を知らなかったが、阪神・村上を通じ連絡先を交換したことを明かした。佐藤輝は現在2軍調整中だが、牧は常に刺激を受けてきた。
「せっかくなら20本狙って行ければなと思います」と牧。ルーキーだが、チームにとって欠かせない存在となってきている。