巨人・原監督、菅野131日ぶり勝利にも「復活という言葉はまだ使えない状況」

 8回無失点で3勝目の菅野(左)と16号決勝2ランの丸(撮影・佐藤厚)
 ビエイラ(右)を祝福する菅野(左)と丸(中)=撮影・佐藤厚
 ファンに手を振る原監督
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 「巨人2-0ヤクルト」(1日、京セラドーム大阪)

 巨人先発のエース菅野智之投手が8回108球を投げて内野安打1本に抑え、今季自己最多の8三振を奪う好内容で4月23日の広島戦以来131日ぶりとなる3勝目を挙げた。

 「時間はかかりましたけど何とか自分らしいピッチングができたと思います」。ヒーローインタビューで笑顔を見せた。

 直球は初回に151キロを記録するキレを見せた。内外角を正確に投げ分ける制球力も戻った。六回2死まで無安打に抑える復活の快投だった。外野に飛んだ打球はわずかに3本、8奪三振とゴロの山を築いた。

 原監督は「まあ、久々にね、まあ本来のというかね、らしいピッチングに見えましたね」と感想を述べ、「きょうだけの内容であるならば、かなり高い点数はあげられると思いますね」と評価した。それでもエース復活という言葉を投げかけられる「復活という言葉をね、まだ使えない状況だと思いますよ。やっぱり次のピッチングというものが非常に重要になってくるし、そこを、あえてまだ、(表現を)抑えておきたいというふうに思いますね」と慎重な口ぶりだった。

 菅野はコンディション不良のため2軍で再調整し、8月26日の広島戦で56日ぶりに1軍復帰登板。6回を被安打6、3本塁打を打たれ、5失点で敗戦投手となり、自身ワーストの4連敗を喫していた。

 原監督は「われわれは勝負師だから。やっぱりその非常に厳しい世界にいるというのはね、これはもうプロの選手である以上、全員が分かっているところでね。まあしかし、七転び八起き、越えられない山はないんだというね、つもりで常に挑戦心を持つということが非常に大事なことだと思いますね」と菅野の心情を代弁した。

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