ソフトバンクが借金1 7月9日以来 工藤監督「勝てばまた戻る」と前向く

 5回、投手交代を告げた工藤監督
 5回途中、降板する東浜(中央)
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 「ソフトバンク3-6楽天」(31日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 ソフトバンクはキャンプ地であり、13年ぶり公式戦開催となった宮崎のファンに白星を届けられなかった。これで引き分けを挟み4連敗。7月9日以来の借金となった。

 三回に打線がつながり柳田、栗原、中村晃と3本の適時打が飛び出して3-1と一時逆転に成功したが、先発した東浜が誤算だった。四回にはカスティーヨに同点2ランを浴び、五回には島内に勝ち越し3ランを許した。

 初回にも被弾した東浜は3発に泣き、4回0/3を6失点で今季3敗目。「立ち上がりも、逆転してもらった直後も、先発投手として絶対にしてはいけないことをしてしまったと思います。自分のミスで今日のような試合展開になってしまった。本当に申し訳ないです」と悔しさを募らせた。

 この日は首位オリックスが敗れたため、1位までの6ゲーム差は変わらなかったものの、現在4位のソフトバンクは1つでも順位を上げていかないといけない立場だ。しかし、3位・楽天との直接対決に敗れたことでその差を「2・5」に広げられた。逆転Vどころか、Aクラスの背中さえ遠のいていく。

 ただ、工藤監督は「負ければ借金というのは分かっていたこと。勝てばまた(勝率5割に)戻る。それだけを考えてやっていくのが、僕らにとって最善」と一戦必勝の構えを崩さなかった。

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