夢叶った!智弁学園VS智弁和歌山 両校名誉監督・高嶋仁氏「えらいことになった」

 「全国高校野球選手権・準決勝」(28日、甲子園球場)

 智弁学園(奈良)、智弁和歌山の監督を歴任し、歴代最多の甲子園通算68勝を挙げた高嶋仁氏(75)は、解説者として準決勝を甲子園で観戦した。決勝が“智弁対決”となり「夢やった。現実となってえらいことになった」と感慨深げに語った。

 日体大を卒業後、最初に赴任したのが智弁学園で、野球部コーチとして指導者のキャリアをスタートした。「雨が降ると(グラウンドは)グチャグチャ。チームは2、3回戦で勝ったり負けたり」という中で1976年センバツで監督として1勝目を挙げた。

 「指導者として第一歩をスタートさせてくれたのが智弁学園。自分が作ったチームで、こうやったら甲子園に行けるんやということを知った」。また自身を招へいし、両校野球部の活動に尽力した元理事長の藤田照清氏を思い「天国で喜んでいる。わしもネット裏へ行きたいよと言っているんじゃないかな」と目を潤ませた。

 現在は「名誉監督」として智弁学園、智弁和歌山の両校の指導に携わり、和歌山には孫の高嶋奨哉内野手(3年)も所属する。2002年夏に智弁和歌山を率いて勝利した兄弟校対決は「やりにくいですよ」と本音も。両校へのアドバイスは「口が裂けても言えません」と、名将らしくはぐらかしていた。

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