高嶋仁名誉監督、孫の一発に「会心の当たり」採点は88点「天狗になったらあかんから」

 試合を見守る智弁和歌山・高嶋前監督(撮影・佐々木彰尚)
 2回、ソロを放ちガッツポーズの智弁和歌山・高嶋(撮影・高石航平)
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 「全国高校野球選手権・準々決勝、智弁和歌山9-1石見智翠館」(26日、甲子園球場)

 智弁和歌山の高嶋仁名誉監督(75)の孫の高嶋奨哉内野手(3年)が、甲子園初本塁打を放った。「7番・三塁」でスタメン出場し、1点リードの二回に先頭打者として大会30号の左翼ソロを放った。

 解説者として球場を訪れていた高嶋名誉監督は、孫の甲子園初アーチに思わず手をたたいて喜んだ。試合後は、前日に電話で助言していたことを明かし「タイミングをしっかり合わせてと話していた。会心の当たりだったんじゃなかな」と笑顔。また、チームにとっても「(初回に)1点しか入ってなかったのでチームにとってもいい2点目が入った」と大量点につながり満足げだ。

 仁氏は63、64年夏に海星(長崎)から、息子で奨哉の父、茂雄氏は91、92年夏に智弁和歌山から甲子園に出場しており、今回が親子三代での聖地となる。2人は甲子園で1安打ずつだったため、奨哉の一発は“三代目”で初の本塁打。仁氏は「2人で2本(安打)しか打ってないのに、あいつはもう(初戦の2安打と合わせて)3本も打っている」と舌を巻く。

 「息子には厳しくしたが孫は全然違う。みんなそうじゃないかな」と言いながらも、この日の採点は「88点」と厳しめ。「天狗になったらあかんから」と、名将らしく孫の活躍を見守っている。

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