ノースアジア大明桜・風間 世代No・1だ!高知・森木、市和歌山・小園に「差つける」

 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日)

 9日に開幕する「第103回全国高校野球選手権大会」(甲子園、17日間、3回戦2日目、準々決勝、準決勝の翌日に休養日)の組み合わせ抽選会が3日、同大会初のオンラインで開催された。ノースアジア大明桜は第3日第1試合で帯広農との対戦が決定。今秋ドラフトの目玉で最速157キロ右腕・風間球打(きゅうた)投手(3年)は、初の大舞台で世代ナンバーワンの座を勝ち取ることを誓った。

 世代最速右腕がいよいよ聖地に足を踏み入れる。風間がけん引するノースアジア大明桜の初戦は、昨夏の甲子園交流試合で高崎健康福祉大高崎を破った実力校・帯広農。聖地デビュー戦で難敵と相対することとなった。

 秋田大会で優勝を決めた直後、「投げ合いたい」と意気込んでいた高知・森木と市和歌山・小園はともに地方大会で涙をのんだ。好投手との対決はかなわなかったが、風間の野望は不変。「正直(2人に)差をつけて、自分が全国で通用するんだというところを見せたい」。“ライバル”のいない大舞台で世代トップの称号を印象づける覚悟だ。

 大会ナンバーワン投手との呼び声が高まる状況でも、気負いの心配はない。「注目を浴びる中のプレッシャーもありますけど、そういう中で力を発揮するタイプの子なので。期待しています」と輿石重弘監督(58)。「疲れも取れていい状態になっている」とコンディションについても太鼓判を押した。

 風間本人も「甲子園という舞台で戦えるのは楽しみにしていて。今も練習とかで早く投げたいなという気持ち」と胸を高ぶらせている。準備は万端。最速157キロの快速球を武器に、聖地でどよめきを起こしてみせる。

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