今秋ドラフト候補の大阪桐蔭・松浦 1回1安打0封、MAX146キロ

 「高校野球大阪大会・4回戦、大阪桐蔭22-0城東工科」(25日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪桐蔭が大量リードの五回。今秋ドラフト候補の最速150キロ左腕・松浦慶斗投手(3年)が今春センバツ後初の公式戦登板に臨み、1回1安打無失点で試合を締めた。

 待ち望んだマウンドで躍動した。「テンポよく投げられる」と5月にワインドアップからセットポジションに変更。最速は巨人のスピードガンで146キロをマークし「流れが悪くならないように」と直球主体の投球で2三振を奪った。

 この日は阪神を含む5球団が視察。巨人・渡辺スカウトは「直球が力強く、可能性がある」と評価した。センバツでは初戦の智弁学園戦に先発し、4回4失点でチームも敗戦。「生まれて一番の恥だった」と挫折を糧とし、最後の夏に臨む。名門の“背番号1”の夏が始まった。

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