東大阪大柏原 “ナニワ二刀流”野村が強打魅せた オリックスなど3球団視察

 「高校野球大阪大会・2回戦、東大阪大柏原10-0かわち野」(22日、くら寿司スタジアム堺)

 “ナニワの二刀流”が強打で魅せた。オリックスなどプロ3球団が視察する中、最速145キロを誇り、高校通算23発の東大阪大柏原・野村和輝投手(3年)が「4番・一塁」で先発出場。この日の登板はなかったが3打数1安打1打点の活躍で勝利に貢献した。

 2打数無安打で迎えた六回1死一、二塁だ。ロマンあふれる体から強烈なスイングを繰り出し、左翼線への適時二塁打を放った。ただ、「4番として気負いがあった」と凡退した打席を悔いた。

 現役時代、巨人やオリックスでプレーした土井健大監督(32)は「パワーは大阪でも一番。プロでも十分、二刀流でいける」と投打の実力を高く評価。野村は「監督を超えたい」と話し、夏の甲子園の出場経験のない指揮官を超えるべく、二刀流で躍動し、夏の大阪の頂を目指す。

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