全セ・原監督“奇策”さく裂 リクエスト要求で判定覆る
「マイナビオールスターゲーム2021・第2戦、全パ4-3全セ」(17日、楽天生命パーク宮城)
“奇策”がさく裂した。球宴では極めて珍しいリクエストを要求。全セ・原監督が夢舞台でガチンコ勝負を挑み、ファンの度肝を抜いた。
七回、無死一、三塁の場面だ。栗原の二ゴロで二塁・山田から送球を受けた捕手・梅野が三走・松田を三本間に挟んでタッチアウト。そのまま流れるように三塁を狙った一走・杉本にタッチし、判定は一度セーフとなった。これに指揮官がリクエストするとスタンドはどよめいた。判定が覆ると「俺は、あれは確信があったんだけど!」と言い切った。
試合には敗れたが「みんなが全員、役割をね(果たしてくれた)」。第1戦では選手が異例の送りバントも敢行。“ワンチーム”で全セの執念を見せつけた。