オリックス・中嶋監督が首位ターンの前半を総括“4番・杉本”に「本当の意味ではまだ」

8回、選手交代を告げベンチに戻る中嶋監督=帯広
逆転を許した6回を終え、ベンチに戻るオリックス・田嶋=帯広
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 「日本ハム6-2オリックス」(14日、帯広の森野球場)

 オリックスは前半戦を終了、87試合で42勝34敗11分け。2014年以来、7年ぶりの首位ターンとなった。

 中嶋聡監督は前半戦を振り返り取材に答えた。

 首位ターン。

 「全然順位はまったく気にしていませんし、あんまり考えたことないですね」

 前半戦で出たチームのいい部分は?

 「いい部分より悪い部分の方が気になって、どうしてもそういう感じになる」

 4番に定着した杉本の成長について?

 「勝負強さという点では上がっていると思う。本当の意味ではまだ4番という感じはない。(吉田)正尚の後ろというだけですね。いつもチャンスを作ってくれたり、(走者を)かえしたり本当に大きい存在。でも本人もまだまだ上を目指していると思うので」

 吉田正との相乗効果もある。

 「出てますけど、本来持っているもの全部出しているかといえばそこには全然だと思っていますので持っているものを出してくれてもっと刺激を与えて欲しいなと思います」

 前日はルーキーの来田が活躍した。

 「(2軍から)いいという報告も来ていますし、映像もしっかり見ていますけどまさか3本、本塁打を打ってまでは考えてなかった。非常にいいものを出してくれた。チームに刺激を与えてくれましたし戦力としてまた一人出たのかな」

 投手陣を振り返って。

 「最初、先発が非常に頑張ってくれて、(上位に)しがみついていけた。後ろ(リリーフ)の方でもたついた部分もある。毎日、投手は試行錯誤。いろんなことを考えていかないといけないと思っています」

 9勝を挙げた宮城について。

 「勝ち星はいろんな部分がある。付いてくる部分もあるし、消えているのもある。それでもケガなく自分の投球をしっかりやってくれているのは大きい」

 優勝に向けて後半戦はどんな戦いになる。

 「意識しても守りにいくわけではない。一つ一つ目の前のゲームを勝っていくことがすべてだと思っている。優勝するという意識だけは持っていきたい」

 投打のMVPを強いて挙げるなら

 「強いて挙げないので。誰一人欠けたら恐い。全員が全員、いいと思います」

 ファンの期待に対してひと言。

 「あまり大きく期待しないでください」

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