セ、パ両リーグは１４日、最も印象深いサヨナラ打を放った打者を選ぶ６月度「スカパー！サヨナラ賞」にオリックス・Ｔ－岡田外野手を選出した。

　Ｔ－岡田は６月１３日・広島戦（京セラドーム大阪）で開幕から２２試合連続無失点だった広島・栗林から自身１１年ぶりとなるサヨナラ打を放った。

　「あの回が始まるときにまわってくるなら２死満塁やなと思っていた。正直、ロメロが決めてくれると思ったけど自分にまわってきた。開幕からずっと無失点だった栗林投手だったので初球からどんどんいこうと思って自分が決めるしかない場面だったので、決めてやろうという気持ちで打席に入りました。打った瞬間、ライトがいつもより前に来ていたのでライトゴロにだけはならないように全力で走った。駆け抜けてからホッとした。最高でしたね」

　チーム野手最年長。２０１４年の優勝争いを経験している数少ない選手でもある。

　「まだまだいいところで打ちたい。これから大事な戦いが続いていくので雰囲気を変えられる１本というのを打てたらと思います。やっぱりこういう雰囲気でやっていかないとプロ野球は楽しくない。１試合終わったら、本当にしんどいですけど、いい疲労感になれる。みんなに味わってほしい。こういう緊張感のある試合をみんなで楽しんでやってほしいなと思いますね」

　ベテランは後半戦に待ち受ける優勝争いを楽しみにしていた。