楽天 快勝で2位に再浮上 石井監督「大地が助けてくれた」

7回、決勝点となる3ランを放った鈴木大(7)らを迎える楽天・石井監督(中央)=楽天生命パーク
7回楽天1死一、二塁、鈴木大が右翼ポール際に決勝3ランを放つ=楽天生命パーク
ヒーローインタビューを終え、笑顔でポーズをとる楽天の(左から)酒居、炭谷、鈴木大=楽天生命パーク
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 「楽天9-3西武」(11日、楽天生命パーク宮城)

 雨中の一戦を制し、再び2位に浮上した楽天・石井一久監督が「雨の中、観戦に来てくれたファンに良い結果を見せられて良かったです」と笑顔を見せた。

 チームを救ったのは鈴木大だった。同点に追いついて迎えた七回に先頭の代打・ディクソンが右越え二塁打で出塁。続く辰己、山崎剛が2者連続で犠打の構えをしながらも走者を三塁に送れなかった後、鈴木大が1死一、二塁から右翼ポール際に勝ち越しの5号3ランを打ち込んだ。

 この一発に指揮官は「その前に二人ほどバントを失敗してからの大地のホームランで、大地が助けてくれた」と感謝した。それでも「若い子に限ってなかなか作戦が実行できないってところがある。後半はもっと熾烈(しれつ)な戦いになってくるので、その辺を日々考えて試合の中で取り組んでほしいと思います」と走者を三塁に送れなかった辰己、山崎剛ら、若手選手に注文も付けた。

 「ただ、勝てばいいってものではない」と指揮官。「僕たちは自分たちの成長を半歩でもしながら勝っていかないといけないチームなので」と冷静に語り、次カード・ソフトバンク戦が行われる福岡へと向かった。

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