清原氏 引退の松坂大輔に「魂を削り合った選手が引退していく」「本当に寂しい」

 「阪神-巨人」(10日、甲子園球場)

 西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(53)が10日、関西テレビの阪神-巨人の中継でPL学園の後輩である片岡篤史氏と共に解説を務めた。テレビでは09年の日本シリーズ第2戦「巨人-日本ハム」以来12年ぶり。

 試合中盤には先日、今季限りで引退することがわかった松坂大輔について言及した。「夜、ニュース速報で知ったんですけど。前日が大谷選手の誕生日があって、翌日に松坂選手が引退するという…。なんとも言えない、時代の移り変わりというのか、自分が魂を削り合った選手が引退していく。去年は藤川投手が引退し、今年は松坂投手が引退し、と。本当に寂しい思いですね」

 02年の日本シリーズでは松坂から看板直撃の特大本塁打を放った。映像と共に当時を「本当にもう、松坂投手は常に真っ向勝負なんですよね。この時は全身の血管が切れたんじゃないかというぐらい、本当にそんな感じでした。バットに当たった瞬間に、松坂投手のボールの威力がすごくて、それに負けないぐらい振りましたね」と振り返った。

 加えて「ああいうホームランは、もう現役時代に2度と出てないようなホームランでしたね。あれだけ、甲子園で活躍した松坂投手から打てたというのは、自分自身にとってはうれしかったです」と正直な思いを打ち明けた。

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