オリックス悪夢 守護神代役の張奕が乱調4失点 中嶋監督「なんかあるのかなあ、九回」
「オリックス5-6楽天」(7日、京セラドーム大阪)
七夕の夜に、残酷な結末が待っていた。疲労を考慮し、守護神・平野佳をベンチから外した。4点リードの九回は張奕に託したが、島内に同点3ランを浴びるなど4失点。慌てて投入した漆原は初球を岡島に右翼スタンドに運ばれる決勝弾。リクエストで判定が覆ることを願ったが、かなわなかった。
中嶋監督は首をかしげるしかなかった。「なんかあるのかなあ、九回。ちょっと整理がつかないですね。どうしてもあの回に今まで積み上げてきたものが崩れてしまう」。前夜は同点で出した平野佳が打ち込まれ、この日は4試合無失点だった張奕が乱調で、11カードぶりの負け越しとなった。
「なんとか乗り越えなきゃいけない」。25年ぶりの悲願へ向けて試練の時を迎えた。