西武・今井が5勝目 大量援護で悠々7回2失点 平良直伝カットボールに手応え
「西武7-2ロッテ」(19日、メットライフドーム)
いきなり一回に6点のプレゼントをもらった西武・今井。前回登板の12日の中日戦では一回に6点をもらいながら直後に2点を失っていた。「同じミスは繰り返さないという気持ちだった」と立ち上がりを無得点に抑えて波に乗り、7回4安打2失点で5勝目を挙げた。
同僚の平良に握りを教えてもらったカットボールが効いた。一回、2四球で招いた2死一、二塁のピンチでレアードを投ゴロに打ち取ると二回にも先頭打者の安田に四球を与えながら藤岡を二ゴロ併殺打。カットボールでピンチの芽を摘み「投げるごとに感覚が良くなっていった」と振り返った。
五回まで無安打の快投。「回を重ねるごとに体もよく動いて粘りのある投球ができた」と笑みを浮かべた。
4連勝と順調に白星を重ねているが、球数が多いのが課題。この日も七回までに123球を要し、辻監督は「次は、球数を減らして完投できるようにやってもらいたい」と注文を付けた。