オリックス・T-岡田がサヨナラ打 交流戦Vオリ快進撃!4年ぶり6連勝締め
「オリックス9-8広島」(13日、京セラドーム大阪)
打球が一、二塁間を抜けるとオリックス・T-岡田は右手人さし指を掲げた。仁王立ちするヒーローにナインが駆け寄って歓喜のウオーターシャワーだ。
「本当に久しぶりの感じでした。全然ね、打ててなかったんで」
2010年8月4日・西武戦以来、自身11年ぶり3度目のサヨナラ打。チームに17年5月28日-6月4日の7連勝以来、4年ぶりの6連勝を呼び込んだ。
苦しい試合を救った。2点を追う三回に打者一巡の猛攻で6点を奪い逆転したが、九回に追いつかれた。しかも相手は連続無失点記録継続中の栗林。その難敵から3四球など粘って2死満塁とした。
「みんな打ちたい気持ちがあったと思いますけど我慢してチャンスを作ってくれた。僕が決めるっていう気持ちで打席に入りました」
昨季途中から打席でベース寄りのライン、ギリギリに立ち、辻打撃コーチの助言で「いけると思ったボールは初球から仕掛けていこう」と積極打法を採り入れた。この打席でも浮いた150キロを逃さず右前打にした。
交流戦は12勝5敗1分けの快進撃で3位に浮上。首位・楽天と2ゲーム差まで迫った。
「143試合終わったときに1番上にいることが大事。とにかく1試合1試合全力で、へとへとになるまで頑張りたい」
25年ぶりの優勝へ、すべての力を注ぐつもりだ。