DeNA 浜口の完封で交流戦勝ち越し決定 三浦監督も称賛「よく踏ん張った」
「日本ハム0-4DeNA」(11日、札幌ドーム)
DeNAは今季チーム初となる浜口の完封勝利で、2019年以来2年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。DeNA・三浦大輔監督(47)は「本人(浜口)は行く気満々で向かった。よく踏ん張った」と浜口の投球を褒めた。
初回2死三塁でオースティン。「打った瞬間は入ると思わずに走っていましたが」と助っ人の打球は弾丸ライナーで左翼席のポール際に突き刺さる13号先制2ラン。「ヤッタ!!」と喜んだこの一本は過去3人(4度)しか記録されなかった交流戦終了時までに11球団からの本塁打となった。
三回は楠本、桑原の連打からの伊藤光の犠打で1死二、三塁。佐野の犠飛で追加点。五回にも桑原が二塁打で出塁すると伊藤光の犠打から1死三塁とし、佐野が再び犠飛で追加点を奪った。
投げては先発の浜口が9回を138球4安打7奪三振3四死球無失点で4勝目(4敗)を挙げた。九回2死満塁とこの日一番のピンチを背負ったが、野村を中飛に抑えゲームセット。ナインとともにマウンド安堵(あんど)の表情を見せた左腕はお立ち台で「本当にチームとして、しっかり勝ち切れたのが良かったです。ほっとしています」と本音がこぼれた。三浦監督、川村投手コーチから「任せたぞ」と声をかけられ向かったマウンド。「何としてでも完封したかった」と最後は気合と根性を見せた。
今後も続く長いシーズンを見据え、浜口は「自分が投げる時、チームは負けないように」と決意を示す。エースの今永が帰ってきたが、今季開幕投手を務めた男は自覚十分だ。