中日・福留 まだまだ健在!44歳シーズン1試合4安打、谷繁以来の史上2人目
「日本ハム4-7中日」(29日、札幌ドーム)
まだまだ健在だ。「3番・指名打者」で先発した中日・福留が、先制適時打を含む4安打2打点で勝利に貢献。2015年の中日・谷繁元信以来で、史上2人目の44歳以上での1試合4安打に「いい日になったのは確か」と笑顔を浮かべた。
初回1死三塁は左前適時打を放ち、4月17日の広島戦以来の打点を挙げた。立て続けに右前打、右中間適時二塁打。史上7人目となる44歳以上での猛打賞を手にした。
同点の八回無死は右前打。「まさか4本も出るとは思わなかったけど、貪欲にいって打てた」。阪神時代の18年9月6日・広島戦以来、3年ぶりの4安打は決勝点にもつながった。代走・高松が、ビシエドの中越え二塁打で勝ち越しのホームイン。2桁失点した前夜の悪夢を振り払い、チームは交流戦首位に再浮上した。
福留にとって、札幌ドームは20年前に開場第1号ホームランを打った地でもある。「懐かしい感じはある。ここで野球ができていることに感謝したい」。年を重ねた分だけ、熟練の技術と勝負勘が光った。