オリックス中嶋監督 3連戦11被弾も「あしたはソトが打席に立たない」張は2軍へ

1回、オリックス・張奕はDeNA・ソト(左)に逆転3ランを浴びる=横浜スタジアム(撮影・佐藤厚)
6回、オリックス・T-岡田は右越えソロを放つ=横浜スタジアム(撮影・佐藤厚)
1回DeNA2死一、三塁、ソトが左越えに逆転3ランを放つ。捕手頓宮=横浜
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 「DeNA11-8オリックス」(27日、横浜スタジアム)

 初回に吉田正の2ランで先制するが、今季発先発の張奕が乱調。神里に先頭打者本塁打を許すと、2死一、三塁からソトには3-1からのスライダーを逆転3ランにされた。

 中嶋聡監督は「ひと言、打たれすぎでしょう」と怒りを押し殺した。

 張奕はMAX152キロを記録したが、三回途中で9安打7失点の乱調。

 「何をもってなのかですね。スピードが出ればいいのか、何を投げるのか、よりもどこに投げるのか。どこまで自分で攻められたのか、自分の投球できたのか。まったく、そうは見えなかった」

 期待を裏切られた投球を酷評した。

 狭い横浜スタジアムで一発を警戒するあまり、慎重になりすぎた面もあったが。

 「3試合目だし、分かってる。じゃあどこをめがけて、しっかり投げるのか。思い切っていくのかとか、まったくなく。(カウント)3-1から(神里に)簡単にすーっといってバン。曲がらないスライダーを(ソトに)バン。どこに投げるかでしょう。(1軍の)レベルじゃないですよね。今のところは。そう思います」

 厳しい言葉を並べ2軍再調整を示唆した。

 一方で打線は劣勢の中、追い上げた。

 「(打線の調子は)上がってきているはずなんですけど、こうやって打っても打っても勝てない。届かないというのが、アレにならないようにしたいですよね。ズレというかね」

 投打のかみ合わせの悪さを危惧した。

 T-岡田の2戦連発もあったが、3連戦でソトに4本塁打など11本塁打と空中戦で敗れた格好となった。

 「原因はあると思う。終わったんで。また次のカードがありますし、これが交流戦なんで。いつまでも引きずっていられませんし、あしたもソトが打席に立つわけじゃないし、オースティンがいるわけじゃないんで。切り替えてやります」

 28日からは本拠地・京セラドーム大阪に戻ってヤクルト3連戦。無観客の中、先発に山本を立て、巻き返す。

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