立大が優勝に望みつなぐ 主将の太田がV打「やっとチームの役に立てた」
「東京六大学野球、立大4-3明大」(22日、神宮球場)
立大が逆転で明大を下し、優勝への望みをつないだ。八回に同点とされた直後の九回2死2死一、二塁から太田英毅外野手(4年・智弁学園)が決勝となる右越え2点適時二塁打。負ければ優勝の可能性が消滅する土壇場で、主将の一打がチームを救った。
殊勲打を放った太田は二塁ベース上で、三塁ベンチへ向けて大きくガッツポーズを作った。この試合開始前まで打率・200。打順も7番に降格した。「食らいつくしかない」と逆方向の右翼へはじき返し、逆転打。「やっとチームの役に立てた」と感触をかみしめた。
直前の八回には明大の主将・丸山が一時勝ち越しとなる中堅への適時打を放っていたことに対しても、火がついていた。「同じキャプテンとして、とても悔しい気持ち。負けていられない」と意地を見せた太田。23日も勝ち、首位・慶大へプレッシャーをかける。