楽天・涌井、通算2500投球回&パトップタイ5勝目 粘投6回4失点
「ロッテ6-13楽天」(21日、ZOZOマリンスタジアム)
雨にも負けず風にも負けず、大記録に手をかけた。先発の楽天・涌井が史上47人目の通算2500投球回に到達。雨が降りしきり、最大風速18メートルの強風が吹き荒れる中でも6回8安打4失点と粘り、リーグトップに並ぶ5勝目を挙げた。
「結果的に勝てた。それだけかな」。4点を奪われた六回は納得のいくものではなかったかもしれない。それでもプロ17年目のベテランは新たな勲章を手に入れた。
試合前の時点で通算2500投球回まで残り3回2/3まで迫っていた。前半の五回までは石井監督も「完璧だった」と語ったように、走者を背負いながらも要所を締めるピッチングを見せた。
現役選手ではヤクルトの石川に次いで2位のイニング数を投げ重ねてきたが「名球会に入るわけでもないし、長い間やってればたどり着く数字だとも思う」と記録はあくまで通過点と捉える。これで通算149勝とし、150勝にも王手をかけた。次週も勝って2週連続のメモリアル登板とする。