巨人・デラロサ、不調の救援陣救う 隔離期間終え守護神に復帰へ
巨人・宮本和知投手チーフコーチ(57)が20日、米国市民権取得手続きのため渡米し、自主隔離期間を終えたルビー・デラロサ投手(32)を21日の中日戦(バンテリン)から守護神に復帰させる方針を明かした。悩まされていたリリーフ陣の負担が軽減され、首位・阪神を猛追していく。
約1カ月ぶりに剛腕助っ人が戻ってくる。「やっぱり彼の居場所はクローザーだと思いますので、そのあたりからいってもらいたいなと思います」と宮本投手チーフコーチ。隔離明けだがデラロサ自らゴーサインを出し、首脳陣も受け入れた。
守護神不在期間、九回を任せる投手は状況に応じてという形で、中川、高梨、鍵谷といった勝ちパターンを担う投手に負担がかかっていた。その3人を支える他のリリーバーも不調で、救援防御率5・29と厳しい状況に陥った。
台所事情は苦しいものの、右腕は実戦から遠ざかっており、宮本コーチは「調整の部分がまだだとは思う。まずは大事に使っていきたい」と無理はさせない考え。19日の試合前に行われたシート打撃では亀井、広岡相手に計6打席で1安打、最速152キロと万全をアピールしたデラロサ。虎猛追の原動力となっていく。




