静岡の192センチ右腕・高須 六回途中10三振も7四死球で敗退「悪いところ出た」
「春季高校野球静岡大会・準決勝、掛川西5-4静岡」(3日、静岡草薙総合運動場硬式野球場)
先発したドラフト候補の静岡・高須大雅(ひろまさ)投手(3年)が5回2/3を5失点で降板。チームも敗れた。192センチの長身から自己最速を1キロ更新する144キロを計測し、10奪三振の力投を見せたが、四死球も7。5失点はいずれも味方の失策が絡んだ不運な形ながら、「自分の悪いところが全部出た」と制球を乱したことを猛省した。
チームを東海大会へ導くことはできなかったが、視察した7球団のスカウトからは将来性を高く買う声が並んだ。ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「いいピッチャーになる要素はある」と評価。阪神・吉野スカウトも「(直球も変化球も)いい感じで投げられている」と今後も注目していく方針だ。
今春のセンバツでは身長193センチと同じタイプの天理・達孝太投手(3年)が活躍した。高須も春の聖地をチェック済み。「(達は)いいピッチャーだと思った。意識しています」と刺激とし、夏には同じ舞台へ立ってみせる。