高知・森木大智が154キロ 自己最速更新 明徳義塾倒し春の四国王者

 9回、無死満塁から登板した高知・森木(撮影・佐々木彰尚)
 優勝を決めてナインとタッチをする高知・森木(左から2人目)=撮影・佐々木彰尚
 4回、左越えに3ランを放ち、叫ぶ森木(撮影・佐々木彰尚)
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 「春季高校野球四国大会・決勝、高知6-2明徳義塾」(1日、レクザムスタジアム)

 高知・森木大智投手(3年)が、自己最速を更新する154キロを記録。ライバルの明徳義塾に勝利し、春の四国大会を制した。

 5点リードの九回、2番手の高橋克弥投手(3年)が崩れて、無死満塁のピンチでマウンドに上がった森木。「よいしょ!」と声を出しながら、小気味よく投げ込んだ。内野ゴロの間に1点を失ったが、続く打者への投球でそれまで152キロだった最速を更新。球場のスピード表示は151キロだったが、視察したNBPスカウトのスピードガンで154キロを計測した。

 打っては四回、1死一、三塁から田野岡脩人内野手(3年)のセーフティースクイズが内野安打となり先制し、なおも1死一、二塁。この日は「7番・左翼」でスタメン出場した森木が追加点のチャンスで打席へ入った。

 低めの変化球を引っ張った打球は風にも乗って左翼スタンドへ着弾。ダイヤモンドを1周した森木は、自軍ベンチへ向かって「よっしゃー!」と雄たけびを上げた。

 4球団のスカウトが視察した中で投打にアピールした森木。またひとつ大きな進化を遂げた。

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