「ＤｅＮＡ０－４ヤクルト」（３０日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡは今季４度目の完封負けを喫した。４月は本拠地・横浜スタジアムで１勝しかできず、三浦監督の発案で、主将の佐野と話をして「今日から勝っても負けても出ようと。ファンの方は最後まで応援してくれている」と今季初めて、敗戦後全員がグラウンドでスタンドに一礼した。

　広島で２連勝し、いい流れを持って帰ってきたはずだった。先発の坂本が初回、ヤクルト打線を三者凡退に抑えた。しかし二回、先頭の村上の強烈な打球が左肩付近を直撃し、緊急降板。三浦監督は「予想外の展開で、当たり所も心配ですね」と表情を曇らせた。

　緊急事態に登板した２番手の三上が三回、山田に打たれ、４番手のシャッケルフォードが六回、サンタナに２ランを浴び万事休す。打線は金久保に６回５安打無得点と沈んだ。

　今季初の３連勝を逃し、４月終了時点での借金１５は２００３年の球団ワーストタイ記録に並んだ。指揮官は「（反撃へ）そうなるようにやっていくしかないです」と最後の言葉に力を込めた。