日本ハム・栗山監督 主力らのコロナ感染に「みんなで野球をやっていくしかない」

 「日本ハム1-5西武」(30日、札幌ドーム)

 日本ハムが2連敗。新型コロナウイルス感染で主力の西川など4選手を欠く厳しい戦いとなった。

 3度目の先発となったバーヘイゲンは今季最多の5回1/3を投げ3失点(自責2)。後を受けた河野、玉井は無失点でつなぎ反撃の余地を残したが、九回に登板した西村が味方の失策もあり、ダメ押しの2点を失った。

 一方、打線も西武先発・高橋の前に4回まで1安打。1点を追う五回の攻撃前には栗山監督自ら円陣の輪に入り、チームの士気を高めた。すると1死からルーキーの今川が死球で出塁。石川亮と大田が連打でつなぎ、この日初の満塁機を作った。しかし、王柏融が一ゴロ、近藤はフルカウントまで粘ったが、最後は見逃し三振に倒れ得点できず。七回以降は安打が生まれなかった。

 最下位のチームを襲った緊急事態に栗山監督は、「こういう状況になって、いろんな方に迷惑をかけて申し訳ない。ただそういう中でも、必死になって1つ1つ勝ちにいく、みんなで野球をやっていくしかない」と語気を強めた。

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