高知コールド勝ちで決勝進出 森木がカーブで聖カタリナ封じる 直球狙い逆手にとった

 「春季高校野球四国大会・準決勝、高知8-1聖カタリナ学園」(25日、レクザムボールパーク丸亀)

 準決勝2試合が行われ、準決勝2試合が行われ、高知と明徳義塾(高知)が決勝進出を果たした。高知の最速152キロ右腕・森木大智投手(3年)が、2021年の公式戦で初先発。7回1/3を1失点に抑え、打っても2安打2打点1盗塁と勝利に貢献。両校は来月1日に香川で行われる決勝で春の四国の頂点をかけて激突する。

 森木がカーブを効果的に使い、春のセンバツに出場した聖カタリナ学園打線を封じ込めた。

 序盤から相手の直球狙いを感じ取ったという森木。主将の吉岡七斗捕手(3年)と話し合い、変化球主体の配球に変更した。「自分の投球の軸」だという110キロ台のカーブを織り交ぜながら、相手に的を絞らせなかった。「どの相手も真っすぐを狙ってくるので、そこで緩急をつけられれば」と、相手の狙いを逆手に取って勝利をつかんだ。

 四国の頂点をかけた決勝では明徳義塾と再度激突する。「打てないと勝てない。チームとしても1つのプレーにこだわっていきたい」と、リベンジに燃えていた。

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