“知的スラッガー”市尼崎・米山航平 読書と素振りで怪物への進化目指す

 「春季兵庫県大会、神港学園6-2市尼崎」(25日、姫路ウインク球場)

 市尼崎は一時1点差に迫る粘りを見せるも、最後に突き放され春大会を終えた。「佐藤輝明2世」と評される米山航平外野手は、「3番・左翼で」スタメン出場し、4打数2安打と躍動したが「チャンスで打てなかった。今日負けたのは僕のせいです」と敗戦の責任を負った。

 188センチ、95キロの恵まれた体格。打席に立つと、スラッガーの雰囲気を漂わせる。スイングスピードは160キロを記録し「スイング力がある」と廣田誠監督も絶賛する。

 「一年秋に負けてから家で素振りをするようになりました」と、悔しさを糧に1・6キロあるマスコットバットを振り込んだ結果、驚異のスイングを身につけた。

 しかし、米山は力だけではない。読書で知識を蓄え野球に生かす。最近では「思考の整理学」(著・外山滋比古)を読み「『頭の中が倉庫であってはならない』という言葉から、いかに教わったことを加工して自分なりに消化するかと言うことを大事にしています」と、知的な一面ものぞかせた。

 「最後の夏はチャンスで打てる選手になり、チームを引っ張っていきたい」と成長を誓った米山。知的なスラッガーは“読書”と“素振り”で今夏、怪物へと進化を遂げる。

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