ロッテ鈴木プロ初勝利「調子良くてどんどんいけた」ウイニングボールは「両親に」

プロ初勝利を挙げ、ロッテ・井口資仁監督に祝福される鈴木昭汰(右)=ZOZOマリン(撮影・出月俊成)
プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを掲げるロッテ・鈴木昭汰=ZOZOマリン(撮影・出月俊成)
プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にするロッテ・鈴木昭汰=ZOZOマリン(撮影・出月俊成)
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 「ロッテ8-5ソフトバンク」(25日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテが今カード勝ち越し。今季5試合目の先発となったドラフト1位左腕・鈴木昭汰(22)が6回1/3を9安打2失点の好投。味方の援護もあってプロ初勝利を飾った。

 ヒーローインタビューで「なかなか勝てていなかったんですけど、勝つことができてうれしいです」と笑顔を見せた。

 今季5試合目の先発。走者を出しながらも、ソフトバンクの強力打線を直球主体のテンポのいい投球で封じた。五回は四球と安打で2死一、三塁とされ、初めて三塁に走者を進められたが、グラシアルを一邪飛に。井上の好捕もあってピンチを切り抜けた。

 「調子がよくてどんどんいけていたんですけど、七回になって球が甘くなって交代したのは反省点。でもとても良く投げられたと思います」

 その七回は松田宣の左前打と川島の左翼線二塁打で1死二、三塁とされ、中村晃に適時内野安打、柳田に右中間適時二塁打を打たれた。ここで降板となった。

 ここまで4試合、試合を作りながら、勝利につながらなかった。それでも「勝ち負けは後でついてくるので、自分のできることをやろうと思ってマウンドに上がりました。目の前のバッターを抑えることを考えて腕を振りました」と振り返る。

 井口監督は「ずっといいピッチングをしてくれていたけど打線が援護できなかった」と評価する。この日は中盤に10得点して打線も援護した。鈴木は「心強かったですし野手の方に助けられて投げることができました」と先輩への感謝の思いも述べた。ウイニングボールは「両親に渡したいと思います」と初々しい笑顔を見せた。

 鈴木は常総学院、法大を経て2020年のドラフト1位でロッテ入り。MAX153キロの直球、スライダー、チェンジアップを武器に開幕ローテーション入りを果たした。

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