DeNA泥沼10連敗 三浦監督自ら早出特打で気迫の打撃投手も0行進

 「DeNA0-1中日」(22日、横浜スタジアム)

 勝負の神様は気まぐれだ。両チーム無得点の九回2死一塁。中日・木下拓の二遊間へのゴロにDeNAの遊撃・柴田が飛びつき好捕。だが、一塁へのショートバウンドの悪送球が打者走者に当たって右翼線へ転がった。その間に一走・高松が生還。思わぬ形で決勝点を献上してしまった。

 これで引き分けを挟み、19年4月以来となる10連敗。「みんなが一生懸命やったプレー。しようがない」。出口の見えないトンネルにも三浦監督は選手をねぎらい、悔しい思いをぐっとのみ込んだ。

 勝負の神様はDeNAに振り向きつつあった。この日の試合前の早出練習では、三浦監督自らが佐野、桑原相手に打撃投手を務め、空気を変えるための必死の姿を見せていた。

 四回無死一、二塁では、平田の一ゴロで併殺を狙った遊撃・柴田が一塁へ悪送球。だが、送球は一塁コーチの荒木コーチに当たってベースカバーの浜口の前に転がった。二走・高橋周を三本間で挟殺。幸運にも恵まれ、無失点で切り抜けた。

 ただ、打線は散発の4安打無得点。幸運だけでは勝利は得られない。連敗中はチーム打率・167。課題は明確だ。「やるしかない。下を向かず、明日の試合に向かってやるだけ」と三浦監督。23日からは首位・阪神との3連戦。早くも今季の正念場を迎えそうだ。

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