「ロッテ６－５日本ハム」（２１日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　ロッテが岡の劇的な逆転サヨナラで２ランで６連勝を飾った。１点を追う九回、２死一塁。日本ハム守護神杉浦との対戦。１ボールからの２球目、真ん中低めの１４９キロの直球をバックスクリーンに突き刺した。

　歓喜のお立ち台。「興奮して何が起こったか分からないくらいです」と第一声。この日は３打数無安打２三振だっただけに、「今まで２三振してチームに貢献出来なかった。なんとか後ろに回したい気持ちでした。真っすぐに負けないようにスイングしました」と心境を語った。

　会心の手応えと共に一塁へ走った「（スタンドに）入ってくれ、という気持ちで走ったので、実際に入って興奮して何が起こったのという感じですね。こういう舞台はなかなかないので嬉しい気持ちでいっぱいです」と話した。

　劣勢だった。六回まで日本ハム先発・伊藤に２安打に抑えられていたが、０－５で迎えた七回、安田の４号２ランが反撃ののろし。さらにこの回代打角中の中前適時打で２点差とした。

　八回は２番手・井口から荻野の右翼線二塁打、マーティンの右前打と代走和田の盗塁で無死二、三塁とし、中村奨の右犠飛で１点差とした。なお１死三塁だったが、３番手・堀の前に安田、レアードが連続空振り三振を喫し絶好の同点機を逃していた。

　岡は「今は連勝も続いていますし終盤に点を返そうというチームの雰囲気もある。とにかく勝てるように、その力になれるようにしっかりやっていきたい思います」と誓った。