「智弁の運動会か!」 高校の先輩高代氏が愛のムチ 巨人・岡本和と広岡の走塁ミスをバッサリ

 「DeNA0-7巨人」(16日、横浜スタジアム)

 巨人が19安打の猛攻と菅野の完封でDeNAに快勝した。ところが、デイリースポーツウェブ評論家の高代延博氏は「智弁の運動会をやってどうすんねん!」と岡本和と広岡の走塁ミスを厳しく指摘。これも後輩へ向けた愛のムチ?

 打線が7点取って、エースが完封した、気持ちのいいこの巨人の勝ち試合に、あえて注文をつけさせてもらいます。

 智弁の運動会をやってどうすんねん!元気よく走るのはええけど、凡走はあかんで。

 岡本和と広岡。2人の走塁ミスが、19安打も放って、“7点しか取れなかった”原因でしょう。

 2人とも奈良の智弁学園出身。私も同じ智弁。申し訳ございません。失敗を犯した後輩2人になり代わって謝ります。

 最初のミスは三回表の攻撃。2死一、二塁から大城がレフト前ヒットを放った。

 この場面で二塁走者の岡本和は三塁を回ったところでストップ。しかし、一塁走者の広岡は、岡本が本塁へ突入したと勘違いしたのか、二塁から三塁へ向かってしまった。

 結局、岡本和が三-本間で挟殺され、その後の追加点機を自ら手放すことになった。

 こういうミスはなぜ起こるのか。それは思い込み以外の何ものでもない。

 「前のランナーがホームへ向かうと思いました」

 理由を聞くと、ほとんどの選手が、このような答え方をするものだ。

 試合後のミーティングでも、このプレーについてコーチから指摘されているはず。

 ただ、実際には前のランナーは本塁へ向かわなかった。三塁を大きく回ったとはいえ、止まっているわけだから、前の走者を見ていないことになる。

 次のミスは五回表の攻撃。1死一塁から亀井のライト前ヒットで一塁走者の岡本和が、二塁をオーバーランしてタッチアウトになった。

 なぜそうなったか。三塁コーチャーの動きを見る“位置”が悪いからだ。

 岡本和がコーチャーに視線を送ったのは、二塁を回ったあと。コーチャーの判断を仰ぐなら二塁ベースの手前でないといけない。

 打球が自分の背中側にある場合、守備側の動きが見えなくても自分自身の判断で「ゴー」か「ストップ」を判断する選手もいるが、コーチに頼るなら、「見る位置」を間違ってはいけない。

 岡本和はこの試合、2安打。先制の2点打を含む3打点でチームをけん引したが、ミスは反省材料。

 広岡は中日戦の活躍で原監督からお褒めの言葉をいただいたばかり。その期待を裏切ってはダメ。二回のバント失敗もいただけない。若いといえども凡走はなくさないと。打つばかりが野球じゃないのだから。

 原監督、後藤コーチ…やや贔屓目にはなりますが、こんな2人を今後もどうか使ってやってください。

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