市和歌山7回コールドで快勝 小園は抑えで1回無失点 最速144キロ計測

 「春季高校野球和歌山大会・1回戦、市和歌山9-1橋本」(11日、紀三井寺公園野球場)

 センバツ後、初の公式戦に臨んだ市和歌山が、7回コールド勝ちで好スタートを切った。今秋ドラフト候補の最速152キロ右腕・小園健太投手(3年)は、七回に抑えで登板し無安打無失点。「センバツ終わってから練習とかもあって、体がキツい中でコンディション的にはあまり良くなかったんですが、その中で自分の全力が出せた」と納得の表情を見せた。

 先発は、センバツ時はメンバー外だった淵本彬仁投手が務め、5回を2安打1失点、5三振と好投。六回は2番手の米田が無失点で切り抜け、小園は抑えとして3番手で登板した。先頭を4球で二ゴロに打ち取ると、続く打者の2球目でこの日最速144キロを計測。最後は143キロ直球で見逃し三振に。半田監督の「シンプルに、ストレート中心でいけ」というアドバイス通り、12球中11球で真っすぐを投じた。

 センバツでは、明豊に1-2で惜敗。「(甲子園は)普通の大会とは全然違っていて、体も心も相当疲れた」と初の聖地を振り返った小園。「この春は後ろから投げることが多いと思うので、しっかり無失点に抑えることをテーマにしていきたい」と気持ち新たに意気込んだ。

 同じくドラフト候補の松川虎生(こう)捕手(3年)は、「4番・捕手」でフル出場。センバツ後の練習試合で1本塁打をマークし、高校通算を33発に伸ばした。この日は、2度申告敬遠されるなどして1本は出なかったが、盗塁阻止などでチームをけん引した。

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