楽天が3カード連続勝ち越し 石井監督「リリーフのみんながすごく頑張ってくれた」
「楽天3-2オリックス」(3日、楽天生命パーク宮城)
楽天が開幕から3カード連続で勝ち越しを決めた。7人の投手リレーで2失点にまとめた内容に石井監督は「四回ぐらいからの継投だったので、リリーフのみんながすごく頑張ってくれたと思います」と目を細めた。
1点リードの八回には先頭・吉田正のライナーがピッチャー・酒居に直撃。そのまま降板した右腕に変わって、緊急登板した渡辺佑が1死二、三塁の逆転のピンチを招きながらも無失点で切り抜けた。
「準備不足はなかった」という左腕に対して、指揮官は「しんどい場面で出して申し訳ないと思うけど、彼がもう一つ上に行くために、ここを乗り切ればチームのためにも彼のためにもなる。しっかりとそこを勝ち取ってくれていると思います」と絶賛した。
打線も3安打ながら11四死球を奪い、効率良く点を取った。「反対から言うと四球は与えてはいけない。もらった側からすると、もらい方がいい。相手が制球を乱している中ではなく、しっかりと四球を取っているのは、いい取り方をしてくれた」と指揮官。オリックスを反面教師にしながら、ともに4四球ずつを選んだ浅村、茂木を評価した。