阿南光の2年生エース森山が好投 スカウトの前でMAX140キロ 8回1失点
「春季高校野球徳島大会・準々決勝、阿南光8-1板野」(2日、鳴門オロナミンC球場)
阿南光の2年生エース左腕・森山暁生投手が、最速140キロを記録するなど、8回1失点と好投。NPBスカウトも視察に訪れる中、4強進出に貢献した。
森山自身が「立ち上がりはいつも課題」と話すように、この日も初回から失点。2本の安打で1死一三塁のピンチを背負うと、暴投で先制点を献上してしまった。試合後は「もっと丁寧に丁寧に、と考えていきたい」と、反省した。
しかしその後は直球と、3月に練習を始めたばかりだという新球・ツーシームを中心に危なげない投球を見せた。「まっすぐを思い切り振ってくるバッターには有効だと思う」と、習得から1カ月たっていない中での実戦投入で大きな手応えをつかんだ。
秋は体重90キロを超えていたが、この冬約6キロの減量に成功。「少しはボールにキレが出てきたと思う」と効果を実感している。本年度で定年を迎える中山寿人監督(59)との最後の春。優勝、そして四国大会へ全力で投げ続ける。